あたらしい皮膚科学第3版(2章) 2章 皮膚病理組織学 病理組織学は皮膚疾患の診断に関して最重要な役割を果たす検査の一つである。皮膚病の病因を特定して確定診断を下すには、病理学的な検索が必要不可欠である。 皮膚生検と標本の作製 皮膚病理所見のみかた 表皮 表皮肥厚(表皮過形成) 表皮萎縮(表皮低形成) 過角化(角質増殖/角質肥厚/角質増生) 不全角化(錯角化) 異常角化(異角化)(個細胞角化) 顆粒層肥厚 顆粒変性 海綿状態(表皮細胞間浮腫) 細胞内浮腫(球状変性/風船様変性) 封入体 棘融解 水疱 膿疱 表皮内細胞浸潤 経表皮性排除 表皮真皮接合部 液状変性(空胞変性/水腫性変性) メラノサイト系の異常 真皮 炎症性細胞浸潤 肉芽腫 巨細胞 結合組織の変化 異物沈着 皮下脂肪組織 脂肪織炎 その他の皮下脂肪組織の変化 免疫組織化学 蛍光抗体法 蛍光抗体直接法 蛍光抗体間接法 蛍光抗体補体法 酵素抗体法 電子顕微鏡・免疫電顕